●NAD+によって生じる生物学的プロセス
- DNAの修復と保護
- 遺伝子発現
- 栄養から細胞エネルギーを抽出する
- ミトコンドリア機能の維持
- 染色体の完全性の保存
- カルシウムシグナル伝達
上質で健康的なライフスタイルをサポート
人間は年齢を重ねるにつれて、身体の機能が衰えるのと同じように脳の働きも次第に弱まってきます。その中でも、記憶力、理解力、判断力などを司る「認知機能」は、早い人だと40代から低下が始まるといわれており、認知力の低下が進むと以下のような症状が次第に進行していきます。
このような言動は、そのままにしていると徐々にアルツハイマー型認知症へと進行していく可能性があります。対して、認知機能の低下が見られた際に早期の段階から対策をしておくことで、進行を遅くすることができるというエビデンス(論文)も多数出ています。気になる症状がある際には早めに対策をすることをお勧めします。
忍び寄る認知機能低下に対して、抑制効果が期待できるとして昨今注目を浴びているのがNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)です。成分の詳細については後述しますが、NAD+は認知・記憶分野において様々な効果が期待できるとして世界各国で注目されています。
※昨今注目されている「NMN点滴療法」はNAD+の補充を目的として行われていますが、本施術ではNAD+そのものをダイレクトに血中に取り込む点滴療法となります。(NMNは、NAD+の前駆体です)
ここではNAD+について
もう少し詳しく解説いたします。
NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は1900年初頭に発見された補酵素で、昨今の研究により健康・長寿などに大きく関与している成分として世界的に注目され始めています。NAD+は、体内の他酵素と結合・活性化して分子反応を生成する働きがあるヘルパー分子ですが、体内の様々な補酵素と結合することによって多くの生物学的プロセスの実行に関与していることが明らかになっており、認知機能への作用にとどまらない幅広い効果が期待されています。ここ数年で注目されているサーチュイン遺伝子活性化作用もまさにその一つです。
※昨今注目されている「NMN点滴療法」はNAD+の補充を目的として行われていますが、本施術ではNAD+そのものをダイレクトに血中に取り込む点滴療法となります。(NMNは、NAD+の前駆体です)
NAD+を体内に取り込むことで、細胞再生を促進し、加齢や外部刺激などによる損傷から守り、さらに脳内ニューロン機能を活性化する働きが期待できます。これらによって集中力向上、記憶力向上、精神的認知力向上といった認知機能への効果の他、うつ、不安神経症、気分障害などにも効果が期待できます。
認知機能において様々な効果を発揮するNAD+ですが、加齢に伴いその量は急激に減少することが研究によって明らかになっており、仮に食事制限や運動などで健康に気を付けても、50歳前後では20歳頃と比較して約半分程度のNAD+の量に低下してしまいます。
さらに、認知機能低下だけではなく、NAD+が低下することで身体には様々な変化が生じるため、身体面、精神面での衰えを感じる機会が増えてきた際には、NAD+を対外から摂取することが推奨されます。
(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)
NMN療法・免疫療法・分子栄養学などの幅広い知見と
緻密で精巧な検査結果をもとに治療をご提案いたします。
【院長経歴】
日本内科学会認定内科医 日本透析医学会透析専門医 日本腎臓学会腎臓専門医
高濃度ビタミンC点滴療法認定医 キレーション療法認定医
>院長のYouTube動画はこちら
青木竜弥 Tatsuya Aoki
医師内科認定医・腎臓専門医・透析専門医・医学博士
神奈川生まれ、東京育ち
全寮制の学生時代を経て順天堂大学病院に入局。様々な病院に勤務し朝から晩まで院内で過ごす生活を送る中で、多くの患者さんを短時間で診る現在の医療に疑問を感じる。
腎臓内科医として診療にあたる中で、腎臓病はもちろんのこと、合併症として発症数が多い動脈硬化、心臓病、脳血管疾患などの血管病変や癌など全身にかかわる病気に携わる機会が増えれば増えるほど、「全体的な健康維持」の大切さを痛感する。自身の睡眠・生活を犠牲にして延べ30000人以上の患者様の病気と向き合う中で、とうとう自身の健康も危機に瀕する。これをきっかけに改めて予防や健康維持の重要性を実感し、予防医学を初め、分子栄養学、遺伝学などを学び始める。1000以上の論文・文献から収集した最新の医学を忙しい人でも実践できる独自のノウハウで展開中。
出演メディア:テレビ朝日スーパーJチャンネル
出版:「NEWエッセンシャル腎臓内科学」「腎臓病・高血圧Q&A」他
プロフィール