5－ALA点滴について

「5-ALA」はアミノレブリン酸（Amino Levulinic Acid）というアミノ酸の一種で、細胞内のエネルギー代謝を促進する作用の他、ヒトの身体におけるエネルギー産生や代謝を促進するミトコンドリアの機能を活性化する働きを持つ栄養素として注目されています。
また5-ALAは、2022年4月に長崎大にて新型コロナウイルスへの感染制御効果が発見されたことで、世界的にさらに注目されるようになりました。体内のエネルギー代謝促進や人間の身体の「要」ともいえるミトコンドリアの活性化とあわせて、感染後遺症やワクチン後遺症対策（特に不安症や不眠などの改善）としても活用される機会が増えており、症例数は世界的に増えてきています。

このような方にお勧めです

• 疲れやすくなった
• 体力が落ちた
• 集中力が下がった
• 寝つきがよくない
• 血糖値が高いと診断された
• 肝臓の数値が高いと指摘された
• しみ、しわ、たるみなどが気になる
• 肌のハリ、ツヤ、キメがなくなってきた
• 髪の毛が薄くなったり細くなった

以下のような疾患改善にも効果が期待できます

• 糖尿病
• 認知症
• 貧血
• ED
• AGA
• コロナ後遺症
• コロナワクチン後遺症

5-ALAを摂取することで期待される効果

• 疲労回復効果
• 睡眠の質の改善
• 美肌効果（肌の水分や油分を保つ効果）
• 運動能力の改善
• ダイエット効果
• 認知症予防・記憶力改善効果
• 糖尿病の予防・耐糖能の改善効果
• 育毛効果（AGA　FAGA）
• 更年期症状（男性・女性とも）の改善

※5-ALAは2022年4月に長崎大にて新型コロナウイルスへの感染制御効果が発見されました。これによって上記のようなミトコンドリア活性化作用とあわせて、感染症対策やワクチン後遺症対策としても注目されています。

5－ALAとは

5-ALAは加齢とともに減少

遊離アミノ酸の一つである5-ALAは、私たちが生きていくために必要なエネルギー（ATP）を作る際に欠かせない物質なのですが、加齢ともに体内で作られる5-ALAは次第に減少していきます。5-ALAが減少すると様々な老化現象が引き起こされるといわれれおり、5-ALAを直接点滴投与することでエイジングケア効果が期待できます。

生命活動における「鍵」を握るの5-ALA

5-ALAは人間の身体において、様々な生命活動を支える鍵となる活動をしています。5-ALAは鉄が結合するとヘムというタンパク質を作ります。さらにヘムはグロビンというタンパク質と結合してヘモグロビンになります。ヘモグロビンには、酸素を全身に運び、二酸化炭素を排出する役割があります。

またヘムはシトクロム（生命維持に欠かせないATPの産生や、体温の維持、水分保持などの役割を果たす重要なタンパク質）にも変化する性質があります。ATPは細胞・脳・筋肉など、あらゆる身体の機能の働きを担う「身体のエネルギーの通貨」ともいわれる存在です。5-ALAはATP産生を促進する効果があることから、生命に欠かせない物質であるといえるでしょう。

5－ALAの各種エビデンス

5－ALAについては世界各国で研究が進んでおり、以下のような分野においてエビデンスが存在します。

• 糖尿病改善（広島大学、ハワイ大学）
• 高齢者運動機能の改善（信州大学）
• 睡眠の質の改善（ハワイ大学）
• 疲労感の改善（広島大学）
• 新型コロナウイルスによる感染抑制効果（長崎大学）
• がん細胞のアポトーシス促進（東京工業大学など）

その他、認知症予防やED改善、また美容分野ではダイエット効果や肌の水分量・保水量の改善などに関するエビデンスも報告されています。

5－ALA点滴の治療詳細

治療法について

5-ALAが配合された点滴製剤を左右どちらかの腕に点滴します。所要時間はおおよそ量にもよりますが15～30分程度です。
1回の治療でも何らかの効果を認めますが、健康を持続させたり、エイジングケアを目的や疲労回復等を目的とする際には2～4週間に1度の治療を続けることで効果が維持できます。

5－ALA点滴の禁忌、副作用

血管痛が生じることがあります。この場合は点滴の速度を遅くするなどで対処を行います。本治療に用いる未承認医薬品等は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。
院内調剤（一部外部委託）として適法に調剤しており、日本では未承認医薬品を医師の責任において使用することができます。

※妊娠中の方は治療を受けることはできません。