NAD+点滴

NAD+点滴について

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NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は1900年初頭に発見された補酵素で、昨今の研究により健康・長寿などに大きく関与している成分として世界的に注目され始めています。NAD+は、体内の他酵素と結合・活性化して分子反応を生成する働きがあるヘルパー分子ですが、体内の様々な補酵素と結合することによって多くの生物学的プロセスの実行に関与していることが明らかになっています。
NAD+の摂取は様々な若返り作用があるといわれていますが、特に知機能低下(認知・記憶分野)に対して抑制効果が期待できる点が特徴で、認知機能、記憶力の向上、学習機能の向上(特に空間学習認知機能)、認知症に関与するアミロイドβの産生抑制といった効果が期待できます。さらに認知機能への作用にとどまらず、老化や寿命の抑制において重要な役割を果たすサーチュイン遺伝子活性化作用などもあり、非常に注目されています。
※「NMN点滴療法」はNAD+の補充を目的として行われていますが、本施術ではNAD+そのものをダイレクトに血中に取り込む点滴療法となります。(NMNは、NAD+の前駆体です)

このような方にお勧めです

  • 最近疲れやすくなった
  • 風邪を引きやすくなった
  • 物忘れが増えた
  • 判断力や理解力が衰えててきた
  • 怒りっぽくなる・短気になった
  • しわ、たるみ、薄毛など身体の老化を感じる

NAD+は以下のような疾患改善に効果が期待できます

  • アルツハイマー病
  • パーキンソン病
  • 心臓病
  • 糖尿病
  • ミトコンドリア機能障害
  • 多発性硬化症
  • 線維筋痛症
  • 不安/うつ病
  • 慢性疲労
  • 記憶/集中の問題

NAD+によって生じる生物学的プロセス

  • DNAの修復と保護
  • 遺伝子発現
  • 栄養から細胞エネルギーを抽出する
  • ミトコンドリア機能の維持
  • 染色体の完全性の保存
  • カルシウムシグナル伝達

認知・記憶分野において期待できる効果

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  • 認知機能、記憶力の向上
  • 学習機能の向上(特に空間学習認知機能)
  • 認知症に関与する アミロイドβの産生抑制
  • 脳内のシナプスの喪失抑制
  • 脳内の炎症反応を減少させる
  • 脳内の細胞再生、新陳代謝を促進
  • 脳内部の炎症緩和
  • 脳内部の細胞エネルギー増大
  • 脳内部の細胞疲労を抑制

NAD+を体内に取り込むことで、細胞再生を促進し、加齢や外部刺激などによる損傷から守り、さらに脳内ニューロン機能を活性化する働きが期待できます。これらによって、全身のエイジングケア効果だけではなく、集中力向上、記憶力向上、精神的認知力向上といった認知機能への効果の他、うつ、不安神経症、気分障害などにも効果が期待できます。

NAD+を摂取することで期待される効果

  • 細胞の活性化、新陳代謝促進
  • 細胞のエネルギー増大作用
  • 慢性疲労軽減作用
  • 炎症抑制作用
  • 認知機能低下の抑制作用
  • 健康的な脳機能を維持する働き

NAD+とは

NAD+は加齢とともに減少

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【Age-Associated Changes In Oxidatlive Stress NAD Metabollism In Human Tissu】Figure4からの引用

NAD+はヒトが生命維持のために必要なエネルギーを作りだす際に必須の補酵素ですが、加齢に伴いその量は急激に減少することが研究によって明らかになっています。仮に食事制限や運動などで健康に気を付けても、50歳前後では20歳頃と比較して約半分程度のNAD+の量に低下していきます。NAD+を点滴によって補充することで、疲労改善、認知機能・記憶力向上、免疫力の強化、エイジング対策(肌・髪など)が期待できます。

点滴療法によってNAD+の摂取が可能になりました

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ノーベル化学賞を受賞したイギリスの化学者アーサー・ハーデン氏によって1906年に発見されたNAD+は、様々な酵素の働きをサポートする物質として注目されたものの、分子量が大きいことからそのままの形で直接体内に届けることは難しいとされてきました。しかし最近の医療技術の進化にって、直接体内へ投与できる手法がアメリカにて確立されました。NAD+点滴療法では、生命維持において重要な役割を果たすNAD+を手軽な形で体内に補充することができます。

NAD+点滴の治療詳細

治療法について

NAD+を配合した点滴製剤を左右どちらかの腕から注入します。所要時間は注入量にもよりますが1時間~1時間半程度です。1回の治療でも何らかの効果を認めますが、健康を持続させたり、エイジングケアを目的や疲労回復等を目的とする際には1~4週間に1度の治療を続けることで効果が維持できます。

NAD+点滴の禁忌、副作用

点滴時に血管痛が生じることがあります。また稀に点滴中に吐き気や頭痛、胸の締め付けられるような症状が生じることがあります。この場合は点滴速度を遅くするなどをして対応します。
本薬剤に対してアレルギー反応を示す場合があります。その場合は点滴の中止、必要な薬剤の投与(別料金となります)を行います。妊娠中、授乳中の方、持病等で医師が投与できないと判断した方は本治療の対象外となります。

NAD+点滴の料金

NAD+点滴 初回モニター価格 100mg 29,700円
通常価格 100mg 66,000円
300mg 165,000円

※初回モニター価格は、インバウンドの方は適応外になります。

  • 自由診療に関しては本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
  • 治療に使用する医薬品・機器は当院医師の判断の元で個人輸入にて手続きを行っております。
  • 未承認医療機器については「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご参照ください。