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コラム

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健康を守るために本当に大切なのは「何を測るか」—数値ではなく“状態”を知るという考え方

「検査では異常なしと言われました」
これまでのコラムでも触れてきたように、
この言葉のあとに「でも体調が良くない」という相談は非常に多く見られます。
疲れやすい、眠りが浅い、集中できない、回復しない。
こうした不調があるにもかかわらず、検査では問題が見つからない。
このとき多くの人が感じるのは、
「では、何を基準に健康を判断すればよいのか」
という疑問です。
ここで重要になるのが、
「何を測っているのか」という視点です。

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健康診断は「病気を見つける検査」

まず前提として、健康診断は非常に重要です。
しかしその役割は明確です。
病気を見つけることです。

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健康診断で分かること

• 明らかな異常
• 臓器の障害
• 進行した代謝異常
• リスクの高い状態
これらを早期に発見するためのものです。
つまり、「すでに起きている問題」を見つける検査です。

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健康診断で分からないこと

一方で、健康診断では分からない領域もあります。
• まだ数値に出ていない変化
• 体のバランスの乱れ
• 慢性炎症の初期段階
• エネルギー代謝の低下
• 回復力の低下
これらは、
“異常になる前の状態”であり、通常の検査では捉えにくい領域です。

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「正常=健康」とは限らない

多くの人は、
数値が正常=健康
と考えます。
しかし実際には、
正常範囲=問題が見つからない範囲であって、
最適な状態(ベストな状態)ではないこともあります。

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正常範囲の落とし穴

検査の基準値は、
• 多くの人の平均
• 病気と診断されない範囲
をもとに設定されています。
つまり、
「広い安全圏」です。
そのため、
• 体調が悪くても正常
• 代謝が落ちていても正常
ということが起こります。

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本当に見るべきは「体の状態」

予防医療では、
数値だけではなく
体の状態(コンディション)を重視します。

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状態とは何か

状態とは、
• 代謝がうまく回っているか
• エネルギーが十分に作られているか
• 炎症が蓄積していないか
• 自律神経が安定しているか
• 栄養が適切に使われているか
といった、
体の働きそのものです。

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なぜ「何を測るか」が重要なのか

同じ体でも、
測るものが違えば見える世界が変わります。

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例:血糖値だけを見る場合

血糖値が正常であれば問題ないと判断されます。
しかし実際には、
• インスリンの分泌
• 細胞の反応性
• エネルギー代謝
• 炎症状態
などによって、体の状態は大きく異なります。

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見えないものをどう見るか

体の状態を理解するには、
適切な指標で測定することが必要です。
例えば、
• 栄養状態
• 腸内環境
• 代謝の流れ
• ミトコンドリア機能
• 炎症の状態
などです。

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検査は「答え」ではなく「地図」

ここで重要な考え方があります。
検査は診断ではなく“地図”であるということです。

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地図としての検査

検査を行うことで、
• 今どこにいるのか
• どこに偏りがあるのか
• どこを改善すべきか
が分かります。
つまり、
方向性を決めるための情報です。

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なぜ検査は複数必要なのか

体は一つの指標だけでは理解できません。
• 血液
• 尿
• 腸内環境
• 代謝
など、さまざまな側面があります。

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体はネットワークである

例えば、
• 腸の状態が炎症に影響し
• 炎症が代謝に影響し
• 代謝がエネルギーに影響する
といったように、
すべてがつながっています
そのため、
多角的に評価することが重要になります。

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測定することで初めて「最適化」ができる

体は感覚だけでは完全に把握できません。
また、数値だけでも不十分です。
測定することで
• 状態が見える
• 変化が分かる
• 改善の方向が明確になる
ようになります。

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健康は管理できるものになる

測定することで、
健康は
「なんとなくの感覚」から
管理できるもの
に変わります。

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予防医療のスタートは「評価」

予防医療では、
まず評価すること
から始まります。
• どこが問題か
• 何が優先か
• どこから整えるか
を明確にすることが重要です。

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まとめ

健康を守るために大切なのは、
何をするか
ではなく
何を測るかです。
• 健康診断は病気を見つける検査
• 状態は別の指標で評価する必要がある
• 正常=最適ではない
• 体は多角的に見る必要がある
• 検査は方向を示す地図である
この視点を持つことで、
健康管理の質は大きく変わります。