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コラム

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幹細胞培養上清点鼻療法の臨床研究②

当院では新型コロナウイルス罹患後の後遺症治療として、幹細胞培養上清液による点鼻治療を2023年から行っています。前回の報告からさらにデータが蓄積しましたので、今回は臨床研究結果(その2)を共有したいと思います。
>前回の新型コロナウイルス罹患後の後遺症治療調査はこちら

新型コロナウイルス罹患後の後遺症として多くの方が悩まれているのが、身体や精神面での不調です。そこで今回の臨床では、点鼻投与前後における「身体症状」「精神的症状」「日常生活(家事や仕事)」における変化を調査すべく、それぞれ10段階で評価した際に、最も辛い状態を「10」、辛くない状態を「0」として投与前後の変化を比較しました。 結果は以下グラフの通りです。

※調査実施期間 2023年1月~2024年3月 
※対象   36名
※年齢 47.9±17.6歳
※投与方法 2週間連続、1日2回(朝晩)左右の鼻に1プッシュずつ実施
※平均投与期間 5.2週

【身体症状】
投与前後で6.5→3.8(平均改善点数2.7点)P<.001

【精神的症状】
投与前後で5.9→3.5(平均改善点数2.4点)P<.001

【日常生活(家事や仕事)への影響】
投与前後で8.0→4.9(平均改善点数3.1点)P<.001

【解説】
平均5.2週間の幹細胞培養上清点鼻の投与で驚くべき効果を得ました。

未だに新型コロナウイルス後遺症やワクチン後遺症で悩んでいる方は多くいらっしゃいます。当院にいらっしゃる方は他院で既に治療しても改善しなかった方が大多数です。そのような方々は藁をもすがる思いでクリニックに連絡をくださいます。

そのような中でのこの結果には正直、私自身も驚いています。

身体症状、精神症状、日常生活への影響すべての項目で改善を認めました。

特に日常生活への影響に対して最も効果を発揮しました。

後遺症により、仕事や学校、家事ができなくなり、社会生活が送れない方々に対して効果を発揮したことは大変意味があり、嬉しく思います。

一方で、効果が出なかったケースや投与中止後に症状が再燃するケースも見受けられ、完璧な治療とは言えない部分もあります。

私も色々な方々を診察していて気付いたことがあります。そもそも同じ感染症なのに、後遺症で悩む人とそうでない人がいるのは何故なのだろう?

これは私の見解で明確なエビデンスはありませんが、これには元々の身体の状態が関係していると思っています。

多くの健康と言われる人々(人間ドックや健康診断で異常なし)を診察してきましたが、多くの人が身体の中、臓器、細胞レベルでは健康とはいえない状態でした。こういったことが本来持っている自然治癒力や回復力に影響し、後遺症として発症するのではないかと
敵は新型コロナウイルスだけではありません。その他の感染症やがんもいます。

今一度自分の身体を知っていただき、今のうちからできることはやっていくと良いです。

今回行った幹細胞培養上清液の点鼻治療について詳細はこちらになります。コロナ後遺症やワクチン後遺症に悩まれている方はご覧ください。
>幹細胞培養上清液によるコロナ後遺症治療について